韓国に半年間の長期留学をしている、外国語学部・グローバルコミュニケーション学科2人。本学の提携大学である、慶熙(キョンヒ)大学にて学んでいます。
韓国の伝統家屋が立ち並ぶ街「북촌(北村)」を、伝統衣装である한복(韓服)を着て観光しました。
この時私を連れて行ってくれたのが短期研修のブログの紹介にもあった「トウミ」という留学生活をサポートしてくれる学生さんです。
今学期は1つ年上で国文科に所属する学生さんがトウミとしてお世話してくれることになりました。
←韓服レンタルができる場所も伝統家屋。広い中庭が印象的。こちらもレンタルの場所で韓服の色と柄は様々。着物に比べると締め付けもなく、歩いたり立ったりするのも楽。
この日は昼食を一緒に食べた後、韓服を着て伝統家屋の見学をしたり、写真を撮ったりして楽しみました。
韓服はレンタル料が日本円で約700円。お店の方がその人に合うものを選んでくれるので、私たちも色や柄が全く違うものとなりました。
ここでは韓服を着ながら伝統家屋の見学も楽しむことが出来るので、昔の韓国にタイムスリップしたような気持ちにさせてくれます。
ソウルは今月末ごろには紅葉、12月以降は雪景色を楽しむことができるかと思うので、季節によって異なる景色を見にまた「북촌(北村)」を訪れたいと思います。
勉強に利用している場所は、私が生活する寄宿舎の共同ルームです。
テレビや水汲み場があり、寄宿舎の利用者がよく使う部屋ですが、広々として人が居ない時は静かであるため、1人で勉強したい時に活用しています。
学校の授業は基本9時から13時までのため、授業後はその日習ったものを一通り復習するよう心がけています。
この日は말하기(スピーキング)の授業があったため、教科書の付属CDを聞きながら、授業で習った会話を復習しました。3週間の短期研修では初級クラスでしたが、今は中級クラスで勉強しているため、新出文法を理解するのに苦労しています。しかしこの復習を習慣づけ、韓国語上達につながるよう努力したいと思います。
中国から来ている友達と食事をしながら会話練習
授業時間は、9時~13時まで4限に分けてあるのですが、前半2時間は文法、後半2時間は말하기(スピーキング)、듣기(リスニング)、읽기(リーディング)、 쓰기(ライティング)の4科目それぞれの教科書に沿って日替わりで行われます。
秋学期が始まって最初に学んだ文法は「반말(パンマル)」です。반말は、ため口という意味です。韓国では初めて会う人に年を聞くことは日常的なことです。それは、相手が年上であれば、丁寧語を使わなければならないからです。目上の人を敬い、立てるのは韓国の国民性です。
また、友達や家族にはパンマルを使います。そのため、どちらを使うかは、自分と相手の関係性を示す上で、また友達との中を深める上でとても重要なことです。しかしパンマルには友達などの対等な関係同士で使うもの、目上の人が目下の人に使うものの2種類が存在し、想像以上に難しくとても苦戦しています。他国の友達と授業後に食堂やカフェに行き、会話をしながら練習しています。今後学ぶ様々な表現も工夫して楽しみながら身に着けていきたいと思います。
そして、10月8日には「글씨 쓰기 대회(直訳:文字を書く大会)」という、翌日の「ハングルの日」にちなんだ外国人対象のイベントがあり、クラスの友達と参加してきました。「ハングルの日」とはハングルが公布されたことを記念する韓国の祝日です。会場には様々な大学から留学生が集まっており、会場からあふれてしまうくらい盛り上がっていました。
ルールは制限時間30分で、見本の紙を見ながらマスのついた紙に丁寧にハングルを書き写す簡単なものでした。つまりハングルとしての文字のきれいさを競う大会です。
このように一文字一文字を丁寧に書くのは、韓国語を習い始めたとき以来だったため、正しい手本にならって自分の癖を直す良い機会になり、また、書きながら他の国の友達と会話し、同じ時間を共有することで、より仲が深められたのではないかと思います。ハングルの日ならではの貴重な体験でした。