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被災者の想いをつないで ― 学生が創る「3.11復光キャンドルナイト」開催

東日本大震災で被災された方の想いを多くの方に繋げようと、3月11日(金曜日)に浜松市アクト通りで「3.11復光キャンドルナイト」が開催されました。
これは、県西部6大学の学生でつくる「3.11はままつ東北復光プロジェクト」が毎年実施している追悼イベントで今年で5年目。被災者への追悼、震災を忘れないという風化防止と、南海トラフ沖地震に対する防災を啓発するという意味を込めて、常葉大学浜松キャンパスの学生を中心に実施されました。

この日までに本学の学生は、被災地を訪問したり、ボランティア活動をしたり、浜松市内では駅前での募金活動、幼稚園、小学校やイベント会場で園児、児童、市民に被災地へのメッセージを記入してもらう活動をしてきました。
14時46分、スタッフは被災地の方角に向かい、黙祷し、その後、17時には鈴木康友浜松市長、常葉大学 鈴木治副学長、社会貢献ボランティアセンター 田中センター長、実行委員長の原間里穂さん(こども健康学科3年)が揃い、点灯式が行われました。

点灯式で浜松市長は「我々も防災、減災に努めなければいけない。そんななかこのイベントは多くの市民の皆さまに改めて知っていただく貴重な機会である」と挨拶されました。また、アクト通りに並ぶテントでは、東北物産展、展示、子ども向けの防災クイズなどが行われ、なかでも本学健康栄養学科の学生でつくるサークル「食ポート」は豚汁を販売、来場者の心も温めていました。
約6,000本のキャンドルは、震災の記憶を次世代へとつなぐという思いを込め「繋」という文字を作り、暗闇のなかで輝いていました。