健康プロデュース学部健康鍼灸学科の有馬義貴教授、中澤寛元准教授が6月29日(土曜日)、第25回日本レーザー治療学会(ウインクあいち)における「東洋医学を応用したLLLT」のシンポジスト講演を行いました。
「経脈上照射による感覚神経伝導速度・手掌温度の変化から考えるレーザー鍼の適応」
尺骨神経における感覚神経伝導速度と母指下および小指下の手掌温度を指標に、前腕尺側の手少陰心経・太陽小腸経をまたがるように支正穴をレーザー照射し、神経伝導速度の遅延と手掌温度の低下を観察したことを土台として、経脈照射から考えるレーザー鍼の適応についての見解を発表しました。
「低反応レベルレーザー療法(LLLT)の経穴照射に関する基礎的検討」
経穴相当部位と非経穴相当部位へのレーザー照射で、経穴照射によって視床下部におけるc-fos蛋白の発現とヒスタミンの遊離が有意に増加していたことから、経穴を刺激部位とするレーザー療法では視床下部の関与が示唆されることを発表しました。