本学教育学部の後藤隆章講師の論文「Specific Reading Disabilitiesを示すLD児の読み処理における意味的プライミング効果に関する研究」が学術雑誌LD研究第23巻第2号に掲載されました。
本研究は、特にひらがなの読み障害を示す学習障害(LD)児において、音読する内容と意味的に関連した情報を音読の前に提示することで、その後の読み処理が促進されること(意味的プライミング効果)を明らかにしました。一般的に音読が苦手な事例では、聞いて覚える力(聴覚記憶)に困難を示す事例が多いです。聴覚記憶が苦手でも言語の理解力が高い事例では、意味的プライミング効果が大きいことが指摘できたので、聴覚記憶に苦手さを示すLD児にとって、有効な読み学習支援法になりえる可能性があり、今後の支援教材の開発が期待できます。
本研究は、特にひらがなの読み障害を示す学習障害(LD)児において、音読する内容と意味的に関連した情報を音読の前に提示することで、その後の読み処理が促進されること(意味的プライミング効果)を明らかにしました。一般的に音読が苦手な事例では、聞いて覚える力(聴覚記憶)に困難を示す事例が多いです。聴覚記憶が苦手でも言語の理解力が高い事例では、意味的プライミング効果が大きいことが指摘できたので、聴覚記憶に苦手さを示すLD児にとって、有効な読み学習支援法になりえる可能性があり、今後の支援教材の開発が期待できます。
関連リンク
-
- 後藤隆章講師についての情報はこちら