本学保育学部の稲葉光彦教授の記事が、富士ニュースに掲載されました。
以下、7月5日(土曜日)発行の富士ニュースの記事です。
以下、7月5日(土曜日)発行の富士ニュースの記事です。
若者の理解度低く 集団的自衛権 稲葉常葉大副学長が調査
常葉大学富士キャンパスの副学長で保育学部長の稲葉光彦氏は3日、「集団的自衛権の行使に関する意識調査」の結果を同キャンパスで発表した。
調査対象は富士キャンパスの18〜24歳の学生291人。調査期間は6月17日から20日まで。
集団的自衛権の理解度を問う設問では
「集団的自衛権の行使についてどう思うか」では
賛成理由では
反対理由では
「集団的自衛権の行使容認の憲法改正ではなく、解釈変更を行うことについてどう思うか」では
稲葉氏は「集団的自衛権の行使に関して、関心を持っていると期待していたが、分からないという回答が44%を占めた。将来にわたる大きな問題であるため、学生が真剣になって、理解することが大事」と話した。
続けて「集団的自衛権は国際的に一致した解釈がなく、さまざまな解釈や理由をつけて対応できてしまう。国内では憲法9条と13条に絡む問題であり、国は国民の理解を得て決めていかなければならない」と伝えた。
調査結果は内閣府に提出する予定。
調査対象は富士キャンパスの18〜24歳の学生291人。調査期間は6月17日から20日まで。
集団的自衛権の理解度を問う設問では
- 少し分かっている 39%
- あまり分かっていない 37%
- 全く分かっていない 18%
- 良くわかっている 6%
「集団的自衛権の行使についてどう思うか」では
- 分からない 44%
- 反対 30%
- 賛成 25%
- 分からない 1%
賛成理由では
- 時代に即応した憲法解釈の変更は妥当 33%
- 日本を取り巻く安全保障情勢が悪化しており、日米同盟の抑止力を強化するために必要 29%
- 米軍が攻撃されても日本は放置するしかない状況は是正すべき 15%
- 一国平和主義はもう通用しない 14%
- 「積極的平和主義」の具体性には不可欠 4%
- 現行の憲法解釈と一定の倫理的整合性を保っているバランスのとれた考え 4%
- その他 1%
反対理由では
- 戦後日本の「平和主義」方針からの逸脱になる 31%
- 自衛隊の戦死者がでる可能性がある 23%
- 近隣国との関係が改善されない中では、緊張がかえって高まるから 17%
- 海外派兵につながるおそれがある 14%
- 憲法改正の厳正な手続きが必要 6%
- 米軍を守るべき状況も、個別的自衛権で対応できる 6%
- その他 3%
「集団的自衛権の行使容認の憲法改正ではなく、解釈変更を行うことについてどう思うか」では
- 分からない 57%
- 反対 29%
- 賛成 10%
- 無回答 4%
稲葉氏は「集団的自衛権の行使に関して、関心を持っていると期待していたが、分からないという回答が44%を占めた。将来にわたる大きな問題であるため、学生が真剣になって、理解することが大事」と話した。
続けて「集団的自衛権は国際的に一致した解釈がなく、さまざまな解釈や理由をつけて対応できてしまう。国内では憲法9条と13条に絡む問題であり、国は国民の理解を得て決めていかなければならない」と伝えた。
調査結果は内閣府に提出する予定。
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