本学保育学部の稲葉光彦教授の記事が、富士ニュースに掲載されました。
以下、7月17日(木曜日)発行の富士ニュースの記事です。
以下、7月17日(木曜日)発行の富士ニュースの記事です。
学生「公的年金に不安」 稲葉教授が意識調査
常葉大学富士キャンパスの副学長で保育学部長の稲葉光彦氏は16日、学生を対象とした「国民年金に関する意識調査」の結果を発表した。
今回の調査では12の設問を用意。対象は同キャンパスの経営・総合経営学部、社会環境学部、保育学部の20歳〜22歳を中心とした366人。期間は6月17日〜20日まで。同様の調査を平成16年、19年、23年にも実施している。
「年金問題について関心があるか」では
「関心がある」と「ある程度関心がある」を合わせて60%となり、これまでの調査では70%台前半で推移していたことから年金に関する関心の低下が顕著となっている。
「将来の公的年金についてどのように思うか」では
「将来公的年金の給付が受けられなくなると思うか」では
「将来自分が支払った保険料を上回る年金を受け取れると思うか」では、
「将来、1ヵ月にどのくらい年金額を受給できると思うか」では
「将来給付を受ける公的年金に期待しているか」では
今回追加した設問「厚労省の年金支給開始年齢を68〜70歳程度まで引き上げる案や個人の選択で年金支給開始年齢を75歳まで引き上げられるように検討する案についてどう思うか」では
納得できない(とても容認できない)と答えた理由は
やむを得ない、妥当であると答えた理由は、
稲葉氏は「公的年金制度は世代間を超えた信頼がなければ成り立たない」とし「継続するためには世代間の公平性が必要で若い世代の理解と納得を得ることが大切」と強調。
その上で「社会保障の長期的全体像を明確にし、65歳までの雇用の確保や非正規労働者の厚生年金加入問題などを総合的に検証し、国民にしっかりと説明することで不安を払拭するべきである」との考えを示した。
今回の調査では12の設問を用意。対象は同キャンパスの経営・総合経営学部、社会環境学部、保育学部の20歳〜22歳を中心とした366人。期間は6月17日〜20日まで。同様の調査を平成16年、19年、23年にも実施している。
「年金問題について関心があるか」では
- 関心がある 11%
- ある程度関心がある 49%
- あまり関心がない 33%
- 全く関心がない 7%
「関心がある」と「ある程度関心がある」を合わせて60%となり、これまでの調査では70%台前半で推移していたことから年金に関する関心の低下が顕著となっている。
「将来の公的年金についてどのように思うか」では
- 非常に不安 37%
- やや不安 54%
- あまり不安ではない 5%
- 全く不安ではない 3%
「将来公的年金の給付が受けられなくなると思うか」では
- そう思う 46%
- そう思わない 13%
- 分からない 41%
「将来自分が支払った保険料を上回る年金を受け取れると思うか」では、
- 支払い保険料の合計の方が多い 70%
- 受け取り年金の方が多い 5%
- わからない 25%
「将来、1ヵ月にどのくらい年金額を受給できると思うか」では
- 5万円未満 13%
- 5万〜10万円未満 37%
- 10〜20万円未満 35%
- 20〜30万円未満 7%
「将来給付を受ける公的年金に期待しているか」では
- 非常に期待している 3%
- ある程度期待している 15%
- あまり期待してない 60%
- 全く期待してない 20%
今回追加した設問「厚労省の年金支給開始年齢を68〜70歳程度まで引き上げる案や個人の選択で年金支給開始年齢を75歳まで引き上げられるように検討する案についてどう思うか」では
- 納得できない(とても容認できない) 33%
- やむを得ない 34%
- 妥当である 5%
- 分からない 26%
納得できない(とても容認できない)と答えた理由は
- 年金制度に対して信頼できない 19%
- 将来自分が支払った保険料に見合う額が受け取れない 29%
- 世代間での不公平が大きい 17%
- 将来の年金生活に不安が大きい 19%
- 支給年齢の引き上げにより支給が得られない 13%
やむを得ない、妥当であると答えた理由は、
- 自分が働ける環境を見ながら自分の意志で決められる 15%
- 個人の選択で支給額が増える 24%
- 超高齢化社会になるので仕方はない 56%
稲葉氏は「公的年金制度は世代間を超えた信頼がなければ成り立たない」とし「継続するためには世代間の公平性が必要で若い世代の理解と納得を得ることが大切」と強調。
その上で「社会保障の長期的全体像を明確にし、65歳までの雇用の確保や非正規労働者の厚生年金加入問題などを総合的に検証し、国民にしっかりと説明することで不安を払拭するべきである」との考えを示した。
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