本学社会環境学部の小村隆史准教授のインタビューが、静岡新聞に掲載されました。
以下、11月5日(木曜日)の静岡新聞の記事です。
以下、11月5日(木曜日)の静岡新聞の記事です。
学生に明確な役割を
県が普及を図るDIG(災害図上訓練)の考案者で、防災教育や地域防災などが専門の小村隆史常葉大社会環境学部准教授は、調査結果に反映された学生たちの防災意識をどう見るか。必要な防災教育や、地域社会との関わり方などについても併せて聞いた。
―学生たちは「共助」の一翼を担えるか。
「アンケート結果から、今の学生たちにはボランティア意識が浸透していると分かる。住民のニーズや具体的な活動内容などを分かりやすく伝えれば、学生は実際に動く。大人が知恵を出し、学生を地域社会に引き出す工夫が必要。地域の防災訓練でも準備段階から学生を巻き込み、明確な役割を与えれば、参加率は上がるのでは。学生の地域参加を促すため、大学と住民、行政が日頃から情報交換する関係づくりを進めたい」
―教育を通じて導くこともできるのでは。
「大学生には地震に強いまちづくりについて学ばせたい。防災でもっとも重要なのは『予防』。今の防災教育は大半が避難対応にとどまっているが、命だけ助かっても全財産を失えば家族が不幸になる可能性があり、故郷のまちが消滅すれば地域社会そのものが苦境に陥る。学生には地域の未来を守る担い手として、都市計画や土地利用規制、地理学など、幅広い分野で『どうしたら避難しなくてもいいまちになるか』を考えてほしい」
―地域の防災に、いかに関わればいいか。
「災害は特に弱者に厳しく、大地震が起きれば社会的矛盾が極端に現れる。そうした観点を持って地域で防災活動に関われば、学生地震が社会で果たすべき役割を自覚するきっかけになる。すんでいる地域への愛着を深めることにもつながるはず」
―学生たちは「共助」の一翼を担えるか。
「アンケート結果から、今の学生たちにはボランティア意識が浸透していると分かる。住民のニーズや具体的な活動内容などを分かりやすく伝えれば、学生は実際に動く。大人が知恵を出し、学生を地域社会に引き出す工夫が必要。地域の防災訓練でも準備段階から学生を巻き込み、明確な役割を与えれば、参加率は上がるのでは。学生の地域参加を促すため、大学と住民、行政が日頃から情報交換する関係づくりを進めたい」
―教育を通じて導くこともできるのでは。
「大学生には地震に強いまちづくりについて学ばせたい。防災でもっとも重要なのは『予防』。今の防災教育は大半が避難対応にとどまっているが、命だけ助かっても全財産を失えば家族が不幸になる可能性があり、故郷のまちが消滅すれば地域社会そのものが苦境に陥る。学生には地域の未来を守る担い手として、都市計画や土地利用規制、地理学など、幅広い分野で『どうしたら避難しなくてもいいまちになるか』を考えてほしい」
―地域の防災に、いかに関わればいいか。
「災害は特に弱者に厳しく、大地震が起きれば社会的矛盾が極端に現れる。そうした観点を持って地域で防災活動に関われば、学生地震が社会で果たすべき役割を自覚するきっかけになる。すんでいる地域への愛着を深めることにもつながるはず」
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