領域のポイント
環境デザイン領域の科目では、モノ・コト・バ(物・事・場)のデザインを理論と実践により学びます。生活環境の中にあるさまざまな課題を発見・解決し、プロダクトや空間に関わるデザイナー、プランナー、建築家を育成するための内容で構成されています。
1年次
スケッチ、製図、モデル制作などの基礎を学び、プロダクトや建築の知識を身につけます。
科目名
- 立体デザイン基礎
- 図学
- 福祉環境論
- デザイン理論
学びの内容
- 立体デザイン
- 製図・図法
- モデル制作
- 基本寸法・単位空間
2年次
材料や技法、工法について学び、課題テーマに沿ったプレゼンテーションを習得します。
科目名
- 環境デザイン
- 建築設計
- 建築デザイン論
- プロダクト・工芸論
学びの内容
- プロトタイプ
- 住宅の設計
- インテリアデザイン
- プロダクトデザイン
- 構造力学・建築構法・建築計画
3年次
より実践的な課題で問題を掘り下げ、また、より広い視野に立った問題解決に取り組みます。
科目名
- 環境デザイン
- 建築設計
- 近代デザイン史
- 景観論
学びの内容
- 空間デザイン
- 公共施設の設計
- リノベーション
- 建築法規・建築材料学
- 建築史・建築生産
4年次
卒業制作
TOPICS
防災建築街区で考える
建築設計の授業では、実際の敷地を想定して、建築物の提案を行います。2018 年度の「建築設計B」では、静岡市清水区銀座の防災建築街区を想定敷地としました。防災建築街区とは1960-70 年代につくられた鉄筋コンクリート造の共同ビルによる「燃えない都市」です。静岡県内にはこの時代につくられた商店街が多くあり、それらは持続可能性に課題を抱えていますが、歴史的な町割りが引き継がれた構成、人間的なスケール、公共空間としての私有地の提供など、継承すべき点もあります。このような場所の歴史や現状を踏まえながら、コミュニティセンターの提案を行い「江尻まつり」で地域の方々にも発表しました。