野外教育ボランティアで子どもを指導 教育学部 初等教育課程 3年 吉村 彩

子どもの「できた!」に
関われる先生になりたい

中学生の頃、ボランティア活動で地域の子どもたちと関わる中で、子どもの「できた!」に関わる楽しさを実感し、小学校の先生になりたいと思うようになりました。勉強は苦手でしたが、高校時代の先生の支援で苦手な教科を克服することができ、教員を目指すため教育学部があった常葉大学に進学しました。

子どものキャンプ指導で
自分自身が成長

私は今、朝霧野外活動センターで野外教育ボランティアとして、子どもたちにキャンプ指導を行っています。指導に必要な技能や知識を学ぶ講習を受けたのがきっかけです。学生のうちから多くの子どもたちと、キャンプカウンセラーという「ナナメの関係」で接することで、子どもとの関わり方を学べる機会となっています。
この活動の魅力は、普段別々の場所で生活している人々が出会い、助け合って生活できるところです。子どもたちから「楽しかった」と言ってもらえたり、回を重ねるごとに顔見知りの参加者が増えたりして、いろいろな話ができるところにやりがいを感じています。また、一緒にキャンプするかけがえのない仲間と出会えたことも幸せです。

助けも借りながら自らの足で
人生の山を乗り越えたい

キャンプの活動をする中で、つい子どものことより自分のことで精いっぱいになってしまったりと、自分の苦手なところに気付いて悩んでしまうことが、今でも多くあります。こうした悩みこそが「人生の山」だと思います。これからもいろいろな山に出会うことになると思いますが、キャンプのとき自らの足で山を越えてきたように、自分の力で、時には周りの助けを借りながら、人生の山を乗り越えていきたいです。

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