静岡県立こども病院 診療支援部リハビリテーション室 作業療法士 保健医療学部 作業療法学科卒 成滝 叶

遊びを通じて子どもたちに
リハビリテーション

静岡県立こども病院は、病気や障がいを発症したばかりのお子さんに治療を行う、小児の急性期病院です。私はここで主にお子さんへのリハビリテーションを担当しています。こども病院では、入院し点滴などの治療が始まった当日から、筋力や発達の低下を防ぐために積極的にリハビリテーションを行っています。小児急性期の作業療法は、遊びや認知活動を通して意識レベルの改善や精神運動発達の援助、手の機能改善や哺乳・摂食練習を主に行います。発達の途中段階であるお子さんの将来のことを見据えながら関わっています。

今の仕事にも役立っている
文献検索やディスカッション

中学生の頃から患者様一人ひとりの心と体に働きかける作業療法に魅力を感じ、作業療法士を目指すようになりました。常葉大学は国家試験対策として少人数のチームをつくり、ディスカッションを行うなど、チーム全員で合格を目指す取り組みを行っていることを知り、進学しました。
大学で学んだことで今最も役立っているのは、正しい情報を見つけ、知識として身に付けるための勉強方法を学べたことです。ディスカッションしながら症例をまとめたり、文献を検索して読んだりすることで臨床につなげることができ、それが経験として積み上がり、今の仕事に活かせています。

作業療法士として経験を積み
子どもたちに未来を

私はまだ経験が浅く、リハビリテーション室の先輩方に教えてもらいながら、小児急性期病院特有の専門知識や技術を学んでいます。これからもさらに経験を積んで、子どもたちの未来を発展することのできる作業療法士を目指します。

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