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大学院生活の折り返し


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大学院は今,夏休みです。いよいよ1年の折り返しを迎えました。

 振り返ると,あっという間の前期だったように思います。テーマごとにグループを組み,担当の院生がプレゼンテーションを行い授業を進めたり,現職とストレートマスターが入り混じって討論したりと主体的に自分の考えを述べる場面を多く頂きました。議論を通して,学校で,経験の中から当たり前のように行ってきたことを理論で裏付けられることが多く,毎日が楽しく,とても新鮮でした。

 先週は,各授業のまとめとして,レポートを書く機会が多くありました。それぞれの内容を振り返ると共に,新しい発見がたくさんあったことを実感しました。特に印象に残ったのは,学力態度評価論です。授業では,教育評価とは何かということを基礎から学びました。「目標・指導・評価」の一連の流れをしっかり計画し,子ども達を育てていくことの大切さを再確認することができました。授業が,思考し活動する必然性のある文脈の中で,知識,スキル,態度などを統合する目的意識的な全体的活動となっているのか,普段の自分の実践を振り返る機会となりました。また,作品や記録を系統的に蓄積するポートフォリオや評価規準についての解釈の仕方を調整するモデレーションで,評価の信頼性や妥当性を保つ視点も学びました。子ども達の表れを見とることから,教員自身の指導法の改善にもつながります。評価は,子ども達の成長,そして教員の成長にもつながるものだという大切な考えを教えて頂きました。学校に戻ったら,校内研修で,モデレーションの実践や,ルーブリック作りなどに取り組んでみたいと思います。

 後期の授業では,どのような学びがあるのか楽しみです。今,院生はそれぞれ,夏休みのゆとりのある時間を活用し,研修会やボランティアに参加したり,研究を進めたりしています。私は,児童が学習問題を自ら作り続ける生活科の単元モデルについて研究しています。「深い学び」に導くための探究のプロセスや学習問題について,先行研究から多くの考えを学んでいます。評価論で学んだ思考し活動する必然性のある展開も取り入れていきたいと考えています。夏休みの間に知識とエネルギーをたっぷり蓄え,後期も皆で頑張っていきたいと思います。

菊池 光代

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