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後期に入って


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秋風が心地よい時節となりました。
 後期の講義が始まり,今年度後半の院生生活も順調なスタートを切ることができました。受講している危機管理,学校経営,地域教育,カリキュラム編成,メンタリング研究等を扱う講義は,経営実践コースの私にとって,今後の教職生活につながるとても大切な内容です。しっかり理論を学び,次年度以降の学校現場での実践に生かしていきたいです。また,受講している講義内容は,9月上旬の「学校組織マネジメント指導者養成研修」で学んだことと直結していることが多く,これまでと違った視点から課題について考えることができています。講義の一つ「学校経営研究」では,組織,経営等をテーマに,原籍校での取組を紹介したり,想定した学校のビジョンや戦略について,院生で話し合ったりしています。
 9月27日(水)に,ストレートマスター1年生14名が,課題研究の構想発表を行いました。教科指導,児童理解,地域連携,カリキュラム等の研究題目について,研究の目的,方法等が発表された後,大学院の先生方や現職教員,ストレートマスター2年生から質問や意見がありました。研究を深めている現職教員やストレートマスター2年生にとっても,参考になる発表や先生方からの助言が多く,有意義な時間となりました。発表の一つに「小学校理科におけるパフォーマンス評価」がありました。前期の講義「学力・態度評価論」でパフォーマンス評価やルーブリック作り等について学んだことと,この発表がつながり,次年度以降,学校現場で活かして行けそうです。
 12月9日(土),10日(日)に予定されている日本教職大学院研究大会で,自身の研究を発表する機会をいただきました。研修テーマは「チーム力と全教員の資質・能力向上を図るネットワークづくり」です。現中堅教員が不足している中,今後,若手教員の割合が高くなると言われています。ミドルリーダーを中心に校内での人材育成の必要性を感じています。この研究が,今後の学校現場での人材育成の一方策となり,年齢構成の偏りがある中でも,子どもたちのよりよい成長につながる充実した教育活動が進められたらと考えます。今回のストレートマスター1年生の構想発表を受けて,研究の目的や方法等を明確に示すこと,調査とその結果との関係や,先行研究と自身の研究との関連付けをきちんと捉え,正確に示すことの大切さを改めて感じました。再度,自身のこれまでの研究を見直し,12月の発表に向けて準備を進めていきたいと思います。
 5月から行っている研究は,原籍校の協力を得て予定通り進んでいます。原籍校では,学年の枠を越えたベテラン,中堅,若手のチームを作り,意図的に時間を設け,チーム学習をしています。若手教員の悩みに先輩教員が答えたり,設定されたテーマについて経験やアイデアを紹介し合ったりしています。教職大学院での生活の中で,先行研究を調べたり,学校現場の実情や今後の課題について学んだりして捉えた課題に対して,原籍校でのこのような活動は一定の成果が得られています。
 今後も大学院の先生方の御指導を仰ぎ,研究を深め,まとめていきたいと思います。この日本教職大学院研究大会では,「学校組織マネジメント指導者養成研修」で知り合った全国の教職大学院の仲間が集います。そこでの再会を楽しみに,日々の院生生活をこれまで以上に充実したものにしていきたいと思います。

 10月21日(土)には,本学にて「教育フォーラム」を開催する予定です。多くのご参加をお待ちいたしております。(安川剛史)

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