『新型コロナウイルスと共に生きる
‐ストレス解消(癒し)、免疫力強化、感染防止、暮らしと社会‐』
令和2年 5月25日
常葉大学 学長 江藤秀一
短期大学部学長 木宮健二
新型コロナウイルスは、これまで私たちの経験したことのない様々な影響を世界中に引き起こしております。今年の正月、私たちは初詣に出かけ、新年会を開き、いつも通りの年の初めの生活をしていました。しかし、その後、日本でも感染者が徐々に増え続け、4月半ばには一部に発令されていた緊急事態宣言が全国に向けて出されることになりました。この緊急事態宣言は5月26日までにすべての都道府県において解除されることになるようですが、連休中の5月4日、国の専門家会議は新型コロナウイルス感染症の完全終息は望めないことから、今後は「新しい生活様式」を提案してきました。それによりますと、人との接触を極力避けること、会話をしながらの楽しい食事会も控えること、買い物も空いている時間に少人数で行くことなど、これまで私たちにとって慣れ親しんだ楽しい日々の暮らしは、感染症拡大防止の観点から自粛することとされております。この「新しい生活様式」の一部を私たちは緊急事態宣言が全国に出された連休中に経験しました。そのとき、ストレスからくる家庭内暴力(DV)や過飲酒、また休校中の子どもとの接し方など、さまざまな問題を抱えることになりました。今回の新型コロナウイルス感染症の厄介な点は、効果のある薬やワクチンがないこと、感染しても症状の出ない人がいること、それによって更に感染拡大が懸念されることといった、これまでの常識では対応できない点が多々あることです。それでも、私たちがこれまで蓄積した知識や技が無駄であるはずがありません。やがては感染症を抑える新薬とワクチンが開発されて、この新型コロナウイルスの恐怖が取り除かれることになるでしょう。それまでは、私たちは感染防止に努め、自らの免疫力を高め、ストレスをためずに、この新型コロナウイルスと共に生きて行かなければならないようです。
そのような状況の中、この新型コロナウイルスから私たちの命を守るべく、医療従事者の方々は懸命にウイルスと戦っているところでありますが、このウイルスのもたらす悪影響は私たちの日常生活のあらゆる面に及んでいます。日本を含めて世界中が新型コロナウイルスのために苦難を強いられている今こそ、知の拠点である大学がその務めを果たすべきであり、すべての学問分野がこの難局を乗り切るために協力して力を尽くすべきであります。そのような趣旨のもと、人文社会学系、教育・保育系、医療系、芸術系の10学部19学科の専門家を擁する常葉大学と3科を擁する常葉大学短期大学部が共同で、新型コロナウイルス禍軽減のために、「新型コロナウイルスと共に生きる」をテーマとし、「ストレス解消」「免疫力強化」「感染防止」「暮らしと社会」をキーワードに、『とこはWeb通信』として、各分野の専門家がその知見を皆様に発信することといたしました。このWeb通信が皆様のストレスを解消し、免疫力を高め、感染拡大防止に役立ち、私たちの社会と暮らしについて考えるきっかけになることを願っております。皆様、どうぞ今後の記事にご期待ください。
そのような状況の中、この新型コロナウイルスから私たちの命を守るべく、医療従事者の方々は懸命にウイルスと戦っているところでありますが、このウイルスのもたらす悪影響は私たちの日常生活のあらゆる面に及んでいます。日本を含めて世界中が新型コロナウイルスのために苦難を強いられている今こそ、知の拠点である大学がその務めを果たすべきであり、すべての学問分野がこの難局を乗り切るために協力して力を尽くすべきであります。そのような趣旨のもと、人文社会学系、教育・保育系、医療系、芸術系の10学部19学科の専門家を擁する常葉大学と3科を擁する常葉大学短期大学部が共同で、新型コロナウイルス禍軽減のために、「新型コロナウイルスと共に生きる」をテーマとし、「ストレス解消」「免疫力強化」「感染防止」「暮らしと社会」をキーワードに、『とこはWeb通信』として、各分野の専門家がその知見を皆様に発信することといたしました。このWeb通信が皆様のストレスを解消し、免疫力を高め、感染拡大防止に役立ち、私たちの社会と暮らしについて考えるきっかけになることを願っております。皆様、どうぞ今後の記事にご期待ください。