教育学部長
出口 憲
幅広い「教育」から深い学びを得て、豊かな人生に還元しよう。
多くの教員採用試験合格者を輩出する本学部の実績は、地域で広く認知されるようになりました。近年、小中一貫教育が推進されているため初等教育課程は学校教育課程に名称変更しました。また、生涯学習学科には社会教育士や司書、学芸員などの社会教育系国家資格を目指す学生が増え、心理教育学科のほとんどの学生が国家資格となった公認心理師に関心を持って学びを進めているなど、現代社会のニーズを捉えた多様な「 教育 」に携わる人材を育成しているのが本学部の大きな特長です。卒業生の多くが教育界をはじめ地域の多様な機関の要職に就いている恵まれた環境を活かし、実習やフィールドワーク、ボランティア活動など、学生生活を通して社会で求められる人間力を培う機会も豊富です。学校教育現場をはじめ、人生100年時代を見据えた生涯学習ニーズの高まり、現代社会でのこころのケアの重要性など、本学部が育成するスペシャリストの存在感は高まるばかりです。本学部で目指す資格取得は、社会で活躍する糧となるだけでなく、皆さんの長い人生の中で自分自身にも還元されていく意義ある学びとなるはずです。
多くの教員採用試験合格者を輩出する本学部の実績は、地域で広く認知されるようになりました。近年、小中一貫教育が推進されているため初等教育課程は学校教育課程に名称変更しました。また、生涯学習学科には社会教育士や司書、学芸員などの社会教育系国家資格を目指す学生が増え、心理教育学科のほとんどの学生が国家資格となった公認心理師に関心を持って学びを進めているなど、現代社会のニーズを捉えた多様な「 教育 」に携わる人材を育成しているのが本学部の大きな特長です。卒業生の多くが教育界をはじめ地域の多様な機関の要職に就いている恵まれた環境を活かし、実習やフィールドワーク、ボランティア活動など、学生生活を通して社会で求められる人間力を培う機会も豊富です。学校教育現場をはじめ、人生100年時代を見据えた生涯学習ニーズの高まり、現代社会でのこころのケアの重要性など、本学部が育成するスペシャリストの存在感は高まるばかりです。本学部で目指す資格取得は、社会で活躍する糧となるだけでなく、皆さんの長い人生の中で自分自身にも還元されていく意義ある学びとなるはずです。
ページ内目次
目的
教育学部は、教育という視点から社会に貢献できる、幅広い教養、豊かな人間性、実践的な指導力を兼ね備えた人材の育成と、その育成の基盤となる研究の推進を目的とする。
- 学校教育課程は、学校教育の基礎としての小学校教育を中心に、中・高等学校教育、特別支援学校教育をも担うことのできる人材を育成する。
- 生涯学習学科は、社会教育をはじめとする生涯学習社会の様々な教育分野で活躍できる人材を育成する。
- 心理教育学科は、人間のこころの領域を科学的に把握してコミュニケートでき、社会の様々な分野で活躍できる人材を育成する。
アドミッション・ポリシー
教育学部は、幅広い教養、豊かな人間性、実践的な指導力を兼ね備え、教育という視点から社会に貢献したいという意欲を持つ学生を求めます。
学校教育課程 | 学校教育課程では、具体的に次のような学生を求めます。
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生涯学習学科 | 生涯学習学科では、具体的に次のような学生を求めます。
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心理教育学科 | 心理教育学科では、具体的に次のような学生を求めます。
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カリキュラム・ポリシー
教育者の土台として、まずは社会人としての幅広い教養を身につけ、豊かな人間性や語学力・表現力・コミュニケーション力を養い、自らの視野を広げるように授業科目を配置する。その上で、各課程・学科ごとに、教育分野における基礎的・専門的知識を体系的に理解し、さらに、社会的課題に対応できる指導力・実践力を実習等で体験的に学ぶように科目を配置する。そして、3年次後期よりゼミ指導を通じて一つの課題を継続的・追究的に取り組む科目、特別研究を配置する。
学校教育課程 | ディプロマポリシーを達成できるように、基礎・理論的な科目を1・2年次、発展・実践的な科目を3・4年次に配置している。また、各科目群は以下の考えで配置している。
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生涯学習学科 | 生涯学習専攻: 専攻科目は、教養教育科目および学科共通科目で生涯学習支援にかかわる基礎的な資質・能力を身につけた上で、社会教育主事、図書館司書、博物館学芸員など、社会教育の専門的職員や生涯学習支援者として広く活躍する人材養成のための科目を体系的に配置する。その際、人間関係能力、実践能力および研究能力の習得を目指すため、理論面に加え、演習、実習、実技、特別研究および課題研究等の科目を効果的に配置する。 |
生涯スポーツ専攻: 人々が生涯にわたり豊かな生活を送るために、生涯学習に関する理論・実践を通じ、生涯スポーツに関わる広い知識・技能を体系的かつ総合的に身につけるために、演習・実践科目を適切に配置する。 |
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心理教育学科 | まず、心理学(特別支援を含む)を広範に学ぶとともに、概論的知識からより専門的な各論へと展開される学習の系統性を重視して科目を配置する。次に、実習や実験等の体験を重視した授業を多く取り入れ、科学的な分析力と援助のための適切なスキルの定着を目指して科目を配置する。最後に、体験的な学習や研究等における学生同士や教員とのコミュニケーションの中から、専門的な知識や技能だけでなく、人間を理解しようとする態度を身につけることを目指して科目を配置する。 |
ディプロマ・ポリシー
知識・理解 |
学校等の教育機関及び社会において必要とされる、教育に関する専門的な知識を身につけ、教育の方法や技術に関する理論の理解を深めることができる。 |
思考・判断 |
現代の教育的課題を受けとめ、それに対する自らの意見をもち、根拠を明確にしながら表現したり議論したりすることができる。 |
関心・意欲 |
教育問題や子どもの成長・発達に関心を持ち、自己の学習課題と関連させながら意欲的に探究することができる。 |
態度 |
学校教育や社会教育の専門的職業人として求められる使命感や責任感を身に付け、子どもをはじめ他者と意思疎通を図ることができる。 |
技能・表現 |
教育活動を展開するための、学修で身につけたさまざまな技能を適切に用いることができる。 |
学校教育課程 | 知識・理解 教科等の指導で必要になる基本的な事項を身につけるとともに、児童生徒の実態に合わせて授業教育活動を構成するための理論の理解を深めることができる。 |
思考・判断 学術的に裏打ちされた的確な判断、批判的思考力や論理的な表現力を持ち、教育現場においては対話型教育で培った力に基づいて協同協働的に結論を導き出すことができる。 |
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関心・意欲 教育の意義と育てたい児童生徒像を追究し続け、学校教育で必要な実践的指導力とは何かを考え続けることができる。また、その追究のために自律的に学び続けることができる。 |
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態度 規範意識を高く持ち、社会の一員としての役割と責任を果たし、地域に貢献する心を持ち続けるとともに、教科・教育に関する知識や技術および指導力の向上を自らに常に課すことができる。 |
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技能・表現 「少人数教育」と「指導教員制」で培われた教科教育授業および児童生徒指導の実践力を駆使して、子どもの興味や関心を引き出す授業教育活動・教材づくり(地域教材等)ができる。 |
生涯学習学科 | 知識・理解 【生涯学習専攻】 社会教育の専門的職員や生涯学習支援者としての専門的知識を理解している。また、地域課題を解決するための問題解決能力を身につけている。 【生涯スポーツ専攻】 生涯にわたって健康の保持増進の知識を理解するとともに、身体の諸器官の機能、体力の向上および安全な環境づくりなどの知識を獲得している。 |
思考・判断 【生涯学習専攻】 学校、家庭、地域社会の連携を推進するためのコーディネーターとしての能力、それぞれの教育力を高めるためのファシリテーターとしての能力を身につけている。 【生涯スポーツ専攻】 生涯を通じて運動に親しむ資質や能力を養うために、スポーツの合理的な実践法、指導者の観察法、健康づくりなど豊かな思考力と創造性を養い、自己課題に応じた実践の工夫ができる。 |
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関心・意欲 【生涯学習専攻】 生涯学習社会の理念を理解し、その実現への高い使命感を持つことができる。また、生涯学習領域における実践的関心のみならず研究的関心を幅広く持つことができる。 【生涯スポーツ専攻】 生涯スポーツに関わる教養、幅広い知識・技能を体系的かつ総合的に身につけるために、コミュニケーション能力を培い、常に高い意欲と柔軟な感性を持って、学問を追究することができる。 |
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態度 【生涯学習専攻】 生涯学習社会の実現に向けて、「新しい公共」の形成のための社会貢献活動等を自ら行うことができる。さらに、その活動のための自己研鑽を生涯にわたり行うことができる。 【生涯スポーツ専攻】 「スポーツ」「健康」の探究に自主的・主体的に取り組むとともに、専門領域と他領域の融合から、幅広い知識を活用する実践力を身につけるようにする。 |
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技能・表現 【生涯学習専攻】 地域における生涯学習振興計画・社会教育計画の立案およびその評価を行うことができる。あわせて、個別の学習プログラムにかかわる専門的な企画、運営および評価を行うことができる。 【生涯スポーツ専攻】 健康保持増進のための生活習慣や身体運動に重点を置きながら、生涯スポーツに活かせる理論と実践の架橋から,実践知を獲得することができる。 |
心理教育学科 | 知識・理解 心理学全般にわたる基礎的知識を土台に、臨床心理学および発達臨床心理学的支援に関する専門知識や技能を理解し、備えている。 |
思考・判断 社会の中にある様々な物事を、主観に流されることなく客観的な視点からとらえるとともに多面的・批判的に考察することができる。 |
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関心・意欲 人間の心の動きやあらゆる営みに関心を持ち、その理解や支援のスキルを社会に役立てようとする強い意欲を持つことができる。 |
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態度 自分自身を含む人間の心や行動について客観的によく理解しようとすることができる。さらに、他者を受容的・共感的に理解しようとすることができる。 |
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技能・表現 情報を的確に収集・評価できる分析力、対人援助の実践力、発達理解の応用力を習得し、地域や社会のために活用することができる。 |