椿 椿山
1801-1854 (享和元-嘉永7) 年
1801-1854 (享和元-嘉永7) 年
五穀野菜図
1852(嘉永5) 年
絹本着色、軸装、1幅
160.5×109.3 ㎝
1852(嘉永5) 年
絹本着色、軸装、1幅
160.5×109.3 ㎝
絹本の大画面に五穀(米、麦、粟、豆、黍)などと野菜を適宜描いている。下方には牛蒡(ゴボウ)、慈姑(クワイ)、茄子(ナス)などの野菜が見える。背景には金泥を掃き、淡彩ではあるが丁寧に描いている。
椿山は中国、明末清初の画家・ 南田の画風を学んだが輪郭線をなくした没骨法で描いている。
この作品は椿山の得意とした五穀野菜図で、中でも大作の一例である。