保育科では教養科目に加え、様々な専門科目について学びます。専門科目は、教育・保育系、心理系、福祉系、健康系・表現系の領域と実習関係に分かれます。保育科に入学すると、これらの領域をバランス良く学んでいくことが求められます。
教育・保育系
保育系の授業では「保育とは何か」ということを学びます。内容としては、先人たちの保育思想、保育の具体的内容、そして、現在 進行中の保育現場の動きに 至るまで広範囲のことを学んでいきます。その中には実際に保育の場で子どもと触れ合い、その体験をもとに進めていく授業もあり、それらの生きた学びをもと に保育の根幹とも言える自分の保育観を築くことを目指しています。
科目一覧
- 子ども学概論
- 保育・教職実践演習(幼稚園)
- 保育ゼミナール
- 保育原理
- 保育課程総論
- 保育方法論
- 保育内容総論
- 保育内容研究II(人間関係)
- 保育内容研究III(環境)
- 保育内容研究IV(ことば)
- 乳児保育論
- 乳児保育演習
- 教育原理
- 幼児教育者論
- 生活
- 特別支援教育
- モンテッソーリ教育概論
- モンテッソーリ・メッソードI
- モンテッソーリ・メッソードII
- 子どもの文化と生活
心理系
心理学系の授業では、保育者に必要とされる子どもの発達についてまず学習します。そして、子どもの発達の理解をもとに、どのような教育を組み立てていくの か。また、通常の発達過程とは異なった道筋を歩む子どもをどう理解し関わっていくのか。それを理解するために、教育心理学やカウンセリング、障害児保育に ついて学びます。
- 保育の心理学I
- 保育の心理学II
- 幼児理解
- 教育相談(幼稚園)
- 子どもの遊びと発達A
- 子どもの遊びと発達B
- 障害児保育
- 子ども家庭支援の心理学
福祉系
福祉とは、一般的に「社会的に弱い立場にある人々に対する援助」とされますが、もともと“幸福”という意味です。福祉に対応する英語のWelfareも同 様に、“よい状態”を表しています。そこで社会福祉系の授業では、保育者という立場から、子どもたちの「幸せ」「よりよい状態」に対して、どう貢献できう るのか。そして、少子高齢化が進行する現代社会において、これからの社会福祉は何を目指そうとしているのか、といった大きなテーマを理論的かつ実践的に考 えていきます。また、より具体的な問題に取り組みたい人のために、福祉政策や地域での子育て支援などのテーマを個別化した選択科目が用意されています。
- 社会福祉
- 子ども家庭福祉
- 福祉政策と子ども
- 社会的養護I
- 社会的養護II
- 子育て支援
- 子ども家庭支援論
- 児童館・放課後児童クラブの機能と運営
- 児童館・放課後児童クラブの活動内容と指導法
- 子どもの家庭と暮らしA
- 子どもの家庭と暮らしB
健康系
- 子どもの保健
- 子どもの健康と安全
- 子どもの食と栄養
- 子どもの運動あそび
- 保育内容研究I(健康)
- 体育I
- 体育II
- 子どものフィールドワーク
- レクリエーション論
- レクリエーション援助法
表現系
- 音楽I
- 音楽II
- 子どもの音楽
- ピアノ技法
- 器楽
- 図画工作I
- 図画工作II
- 子どもの造形
- 保育内容研究V(表現A)
- 保育内容研究V(表現B)
実習系
保育士・幼稚園教諭になるためには、多くの現場実習を行う必要があります。実習を通し、授業で学んだことを実際に体験して、保育者としてさらに成長することができます。
- 保育実習指導I
- 保育実習指導II・III
- 保育実習I(保育所・児童福祉施設)
- 教育実習(幼稚園)
- 保育実習II(保育所)またはIII(児童福祉施設)
学生の履修例
幼稚園教諭二種免許状と保育士資格同時取得希望者の履修例(1年生)
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | ||
前期 | 1 | 体育I | スポーツA | 子ども学概論 | 情報とコンピュータI | 保育の心理学I |
2 | くらしと日本の憲法 | 英語圏の文化と言葉A | 保育実習指導I | 幼児教育者論 | ピアノ技法 | |
3 | 保育方法論 | 保育内容研究V (表現A) |
子どもの保健 | 社会的養護I | ||
4 | 保育原理 | 音楽I | 社会福祉 | 子どもの造形 | ||
5 | ライフデザイン 総合セミナー |
歴史と人間 | ||||
後期 | 1 | 子どもの音楽 | 保育内容総論 | 図画工作I | ||
2 | 乳児保育論 | 英語圏の文化と 言葉A |
保育実習指導I | 情報とコンピュータII | ピアノ技法 | |
3 | 保育課程総論 | 保育内容研究V (表現A) |
子ども家庭福祉 | 教育原理 | 社会的養護II | |
4 | 子どもの運動あそび | 保育の心理学II | ||||
5 | ライフデザイン 総合セミナー |
行動と心理 | ||||
集中講義 教育実習・保育実習 |
幼稚園教諭二種免許状と保育士資格同時取得希望者の履修例(2年生)
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | ||
前期 | 1 | 保育実習指導II | 保育内容研究II (人間関係) |
保育内容研究I (健康) |
子ども家庭支援論 | |
2 | 教育実習 | 乳児保育演習 | 障害児保育 | |||
3 | 器楽(ピアノ) | 幼児理解 | 子どもの食と栄養 | 保育内容研究IV (ことば) |
||
4 | 音楽II | 子どもの食と栄養 | ||||
5 | ライフデザイン 総合セミナー |
|||||
集中講義/教育実習 | ||||||
後期 | 1 | 保育・教育実践演習 (幼稚園) |
保育内容研究V (表現B) |
運動と健康 | ||
2 | 子ども家庭支援の 心理学 |
保育実習指導I | 障害児保育 | |||
3 | 器楽(ピアノ) | 子育て支援 | 子どもの文化と 生活 |
教育相談(幼稚園) | 子どもの健康と安全 | |
4 | 保育内容研究III (環境) |
子どもの遊びと発達B | ||||
5 | ライフデザイン 総合セミナー |
特別支援教育 | ||||
集中講義/保育実習 |