1月9日(水曜日)に静岡草薙キャンパスにて、平成30年度第2回外国語学部コロキウムが開催され、本学外国語学部の小池理恵准教授による「Vladimir Nobokov↬Bharati Mukherjee—Mauritius:文学、言語政策、チャゴス難民、そして50周年」をテーマに講演が行われました。講演では、まず「ロシアの亡命作家ナボコフの『ロリータ』から、インド出身のアメリカ人移民作家ムーカジとカオス理論、ムーカジの作品中に描かれたモーリシャスとの出会い、そしてモ―リシャス地域研究と渡り歩いてきた」という小池先生ご自身のこれまでの研究概要が紹介されました。その後、現在の活動の中心であるモーリシャス研究についてお話されました。昨年独立50周年を迎え、日本大使館も開設され、モーリシャス大学との学術交流や日モ文化交流が行われたことなどが紹介されました。また、文学や言語政策、難民問題など、狭い領土ながら興味深い点が多いことが紹介されました。会場には地域からの聴衆も参加しており、講演後には、モーリシャスにおける多様な言語文化と言語教育の実態や、モーリシャス・クレオールによる文学作品などについて質問があり、講演内容に対して強い関心が寄せられていることが伺えました。
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