10月23日(火曜日)、常葉大学静岡水落キャンパスにおいて大学公開講座「相続と形式的な公平と実質的な公平」を開催しました。
講師を務めていただきました山川一陽先生は、過去に検事としての実務経験をお持ちでありながら、日本大学において教鞭を取られた後、現在は弁護士として活躍するなど、多彩な経歴をお持ちです。山川先生は「相続と形式的な公平と実質的な公平」をテーマに、検事としての実務経験を交えながら講演してくださいました。
戦後に改正された相続法の徹底した平等主義がもたらす「形式的平等」は、実際には不平等をもたらすことがあります。この「実質的な不平等」を現代の相続法がどのようにして是正を図っているのか、山川先生のわかりやすい解説に参加者も聞き入りました。また、平成30年7月13日に成立した改正相続法についても「公平」の観点から解説いただき、現在の相続法ではできなかった是正や今後の動向についてお話いただきました。
講演後には活発に質問が行われ、実りある講演会となりました。
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