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「食品ロスを知ろう!学ぼう!考えよう!」講演会を開催しました/健康栄養学科


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11月2日(土曜日)、株式会社コークッキング取締役 伊作太一氏をお招きして、食品ロスに関する講演会を開催しました。伊作氏は、大学院在籍中にコークッキングを起業し、キッチンや料理をとおして人をつなぎ新しいコミュニティを創り出すなど、キッチンや料理の可能性を拡げる仕組みやツールの制作を行っています。また、食品ロス問題にビジネスで挑む、フードシェアリングサービス「TABETE」の立ち上げにも関わり、消費者、生産者、販売店などみんなで食品ロスを削減する仕組みづくりに取り組んでいます。
はじめに、日本では、まだ食べることができる状態の食品が、年間600万トン以上も廃棄されていて、その約半分が家庭から発生していることなど、食品ロスの現状についてのお話がありました。そして、家庭で食品ロスを出さないためにできることとして、買い物の仕方や冷蔵庫の整理整頓、食材を使い切るための調理方法や、無理なく継続できる自分なりの方法を見つけることなど、一人ひとりが意識して行動することの大切さを教えていただきました。

最後に、企業や各種団体などが取り組んでいる食品ロス削減のための対策を紹介いただき、コークッキングが開発したスマホアプリTABETEについても紹介がありました。TABETEは、閉店前に売り切れないパンやお惣菜、予約のキャンセルが出てしまった食事などを、TABETEに登録しているユーザーがお得に購入できるよう紹介するシステムです。お店にとっては捨てるはずだった商品が収入となり、食品ロス削減にもつながり、ユーザーにとってはお得に買い物ができ、新しいお店との出会いにもつながります。新しい社会貢献として注目されています。現在、自治体との連携も進んでおり、浜松市も協定を締結し、2019年10月からTABETEを活用することで、市内の食品ロスが削減できるか実証実験を行っています。
講演会後のアンケートでは、多くの参加者が食品ロスを考えるきっかけになったと回答してくださいました。
なお、今回の講演会は、一般社団法人全国栄養士養成施設協会と浜松市の後援により実施しました。

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