本学生涯学習学科の那珂元准教授が、Springerから出版された国際共著を刊行しました。
“New Trends and Challenges in Information Science and Information Seeking Behaviour (Lecture Notes in Networks and Systems 193)”
ISBN: 978-3-030-68466-2
ISBN: 978-3-030-68466-2
本書(原題:New Trends and Challenges in Information Science and Information Seeking Behaviour (Lecture Notes in Networks and Systems))は、昨今の情報科学領域における研究の最新動向、研究上の課題、および将来展望について、今日的な話題やコンセプトを扱っている複数の研究成果を3部構成11章の構成でまとめたものです。
このうち、 “Identifying Hikikomori’s ‘Hidden’ Information Needs and Practices in Online Discussion Forums: Applying Dervin’s ‘Situation-Gap-Use’ and ‘Gap-Bridging’ Metaphors”という題目で第2章(p.33-p.47)を執筆しています。
この章では、ディスカッション・フォーラムのひきこもりユーザー専用スレッド上に書き込まれた投稿メッセージ内容のなかから、ひきこもり状態の人の情報ニーズを捉えるための分析方法論を議論しています。具体的には、図書館・情報学領域で情報ニーズ/情報行動研究の定説として広く受け入れられているダーヴィンの「意味付与理論」による“問題的状況”や、“あるべき姿とのギャップ”に着目した分析手続きに、特異な文脈を持つ人、とりわけ問題や困難を経験している(もしくは過去に経験した)人の語りに適したナラティヴ分析手法を組み合わせた分析手法を用いて事例研究を行い、分析結果から当該分析手法の有効性と課題について議論を展開しています。
このうち、 “Identifying Hikikomori’s ‘Hidden’ Information Needs and Practices in Online Discussion Forums: Applying Dervin’s ‘Situation-Gap-Use’ and ‘Gap-Bridging’ Metaphors”という題目で第2章(p.33-p.47)を執筆しています。
この章では、ディスカッション・フォーラムのひきこもりユーザー専用スレッド上に書き込まれた投稿メッセージ内容のなかから、ひきこもり状態の人の情報ニーズを捉えるための分析方法論を議論しています。具体的には、図書館・情報学領域で情報ニーズ/情報行動研究の定説として広く受け入れられているダーヴィンの「意味付与理論」による“問題的状況”や、“あるべき姿とのギャップ”に着目した分析手続きに、特異な文脈を持つ人、とりわけ問題や困難を経験している(もしくは過去に経験した)人の語りに適したナラティヴ分析手法を組み合わせた分析手法を用いて事例研究を行い、分析結果から当該分析手法の有効性と課題について議論を展開しています。
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