今年度、保育学部3年赤塚ゼミでは『色祭〜This is my color〜』のタイトルの元、障がいのある子どもたちの自己表現の場を作ろうとファッションショーを企画しました。
事前調査を経て、9月から子どもたちと交流を重ね、衣装制作を行ってきました。10月に静岡市内を襲った大規模な水害があり、子どもとの交流ができないこともありました。その中でも何か学生にできることがないかと模索し、活動してきました。
11月23日（水曜日）にはモデル兼ウォーキング講師として活躍されている望月ちか先生をお招きし、ショーに参加する子ども達と共にウォーキングやポージングについて学びました。マスクをしていても見える笑顔や魅せ方を、一緒にランウェイを歩きレクチャーして頂きました。ゲストとして来ていただいたダウン症モデルのNaoさんのウォーキングをみて「（ポージングや歩き方が）すごかった」と口にする子も見られました。

その後、11月26日（土曜日）に本企画の集大成となるファッションショーを行いました。子どもたちはヘアメイクを行うと色々な人に自分の姿を見せに行ったり、いつもと違う自分をじっと観察して、本番前から気分を高める様子が見られました。ウォーキングでは緊張した様子もありましたが、ウォーキングレッスンで学んだ笑顔やポージング、オリジナルのポージングと思い思いの姿を見せてくれました。

子どもたちからは「来年もまた参加したい」、「初めて袴をつけたところが印象に残った」という感想が寄せられました。来場者からは「普段引っ込み思案の子が堂々とランウェイを歩く姿に感動しました」、「子ども達の憧れ（夢）が服装で叶い、とてもキラキラしていました」、「若い学生の思いや企画力が素晴らしい。大学も近いので、これからもつながりを保てたらうれしい」という声をいただきました。