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SDGsの理解を深めるため「SDGs de 地方創生カードゲーム」を体験しました/法学部 法律学科 3年望月ゼミ


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法学部望月ゼミでは、私たちが暮らす地域が抱える課題について調査・分析し、総合的な視点に立った政策の立案に取り組んでいます。3年生の前期は、人口減少や少子高齢化などの進展の中、地方自治体ではどのようなまちづくりが行われているかなど、行政職員の出前講座などを通して理解を深めています。

2023年度の三つ目のテーマは、私たちが暮らす地域社会の活動も目標達成に大きく関連している「SDGs」です。まず、SDGsとは何か、各国、各自治体、各企業の取り組みなどについて学修し、学生間の意見交換を通して理解を深めます。
その後、7月4日と11日に「SDGs de 地方創生カードゲーム」を体験しました。「SDGs de 地方創生カードゲーム」は、地域や社会で起こる課題を解決するため、行政と一次産業従事者、町工場の経営者など様々な市民が協力しながら解決を目指すものです。参加者は、それぞれの役割に与えられた目標達成に向けプロジェクトを実行します。プロジェクト実行の際には、お金、資源、リソースが必要となるため、周りのステークホルダーとの連携協力が重要となります。1ゲーム4ターンで進められ、1ターン終了時ごとに「人口」「経済」「環境」「暮らし」の4つの指標(スタート時は全て「5」)で「まちの状態」を評価します。各ターンで与えられた目標の達成状況と「まちの状態」を確認しながら、ゲームを進めていきます。
体験の冒頭、一般社団法人ローカルSDGsネットワークの講師の方からSDGsとゲームの概要について説明を受けました。7月4日の1回目は、ゲームの前半、学生はそれぞれの役割に課せられた目標の達成を第一に考え、慎重にプロジェクトを進めていきます。ゲームが進むにつれて、徐々に周りの人と声を掛け合いながらプロジェクトを進めていく姿が見られるようになります。1回目終了時の「まちの状況メーター」は、人口5,経済8、環境6、暮らし10という結果になりました。

2回目の7月11日は、ゲームの前に学生間で1回目の振り返りと2回目の戦略を考えました。ゲームが始まると、学生たちは、様々な役割のステークホルダーとコミュニケーションと取り合いながら全員の目標達成と「まちの状態」の向上を目指し、教室内を動き回っていました。予算を管理する行政役の学生も様々な市民役の学生の所に出向き、積極的に要望を聞き、お金を配分する姿が見られました。
2回の体験を通して、学生からは「対話することで成果につながること、受け身になるのではなく、積極性をもうことが大切、想定していた効果が得られなかったこと、ゲームで起きたことが現実でも同じように起きるかもしれない、人口はなかなか増えないこと」などの感想を持ち、「SDGsの目標を達成するには、自分一人だけでなく周囲とのコミュニケーションを取ること、協力・パートナーシップの意識を持つことが大切である」ことを学びました。

望月ゼミでは、これからも現在進展している様々な課題の研究に取り組んでいきます。


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