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【スペイン語】


【スペイン語審査員講評】

増井実子先生、岩崎ラファエリーナ先生
ソロ部門は、スペイン語圏の人なら誰でも知っているセルバンテスの小説『ドン・キホーテ』冒頭の部分「En un lugar de la Mancha, de cuyo nombre no quiero acordarme・・・(それほど昔のことではない、その名は思い出せないが、ラ・マンチャ地方のある村に・・・)」という課題に挑戦してもらいました。発音、表現、暗記という3つの観点で評価をしましたが、暗記についてはほぼ全員が満点でした。発音については、ひとつひとつの単語の発音および文としての自然な抑揚ができているかに注目しました。表現については、今回の課題が長編小説の冒頭でしたので、テンポの良い「語り」ができているかに注目しました。高いレベルの暗誦が披露され、難しい審査になりましたが、滑らかな抑揚と語りのリズムの良さという点で、内山佳修さん(常葉大学4年)が1位となりました。

ペア部門の課題は、「A las cinco de la tarde・・・(午後5時・・・)」という言葉のリフレインで有名なスペインの詩人ガルシア・ロルカの「イグナシオ・サンチェス・メヒーアスへの哀歌」でした。審査の観点はソロ部門と同じですが、二人が力を合わせてひとつの作品を表現できているかにも着目しました。残念ながら今回は1ペアしかエントリーがありませんでしたが、優勝した間嶋さん・齊藤さんのペア(常葉大学3年)は、完璧な暗記と正確な発音でドラマチックなロルカの詩の世界を表現できていました。視線を交わし、息がぴったりあった暗唱は、詩の魅力をより一層引き立てていました。二人だからできる表現に挑戦できるのがペア部門も面白さですので、来年はもっと多くの大学生・高校生が出場してくれることを期待しています。

La participación de los alumnos en el X Concurso de Recitación Multilingüe de la Universidad de Tokoha fue sobresaliente. Demostraron sus dotes oratorias recitando fragmentos de la obra maestra de Cervantes Don Quijote de la Mancha. Todas las lecturas fueron conmovedoras y mostraron la individualidad de cada participante. Nosotros, el jurado, queremos dar las gracias una vez más a todos los finalistas y esperamos que este concurso haya sido una experiencia inolvidable para vosotros.

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