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静岡県企業の気候変動適応策について調べるためカネジュウ食品(株)様を訪問しました/経営学部 林ゼミナール


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本学経営学部では、大学が行政、企業と協力し、地域社会への貢献を果たすため教育および研究活動を行っております。
その一環として、常葉大学経営学部林信濃ゼミナールでは静岡県環境衛生科学研究所の静岡県気候変動適応センターと協働し静岡県内の気候変動適応策をビジネスとして活かしている企業の聞き取り調査を行っております。

先日、経営学部林ゼミナールの学生が学外調査活動として、味噌製造で知られる焼津市のカネジュウ食品(株)を訪問いたしました。訪問先では代表取締役の稲森社長から詳しい説明を受け、学生からも多くの質問をし、理解を深めることが出来ました。
カネジュウ食品(株)が製造する『あいじろみそ(相白味噌)』の歴史は古く、戦国時代に駿河の国の守護職にあった今川義元が、京の戦火から逃れてきた公家たちのために、駿河の国でも京風の味噌を作ったのが始まりです。近年、地球温暖化により気温が上昇しているため、麹の発酵を調節するのに苦労されているそうですが、代々引き継がれた手作業での仕込みにこだわっているそうです。

一方で、夏の味噌汁の消費が減っている対策として『液体味噌汁の素』を販売したところ売り上げが大変好調だそうで、厳しい夏場の塩分補給に役立つうえ、調理にも時間がかからないためご家庭における、身近な気候変動適応策と言えそうです。
次回も静岡県内の企業のユニークな取り組みを研究し、環境への取り組みが経済にとっても良い影響を与える事例研究をさらに進めてまいりたいと思います。

なお、今回の訪問は静岡県気候変動適応センターのニュースレターで近々紹介される予定です。


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