『第18回 全日本学生・ジュニア短歌大会』(日本歌人クラブ主催、文化庁・毎日新聞社など後援)の高校生・大学専門学生の部で、日本語日本文学科2年の時野谷琉華さんが優良賞、2年の八松心愛さんが奨励賞に選ばれました。
優良賞受賞作品
色水を 吸わされた花に 君想ふ そのままの君も 綺麗でしたと
優良賞を受賞した時野谷さんは「色水を吸って本来の姿を変えた花に、『君』を投影した情景から生まれました。どんな変化を経ても、そのままの君の美しさを愛おしく思う気持ちを詠み込んだ一首です」と短歌に込めた想いを語りました。
時野谷琉華さん(2年)
奨励賞受賞作品
バイト中 客の声が小さくて 聞き返す 怒られて思う 声出せるじゃん
奨励賞を受賞した八松さんは、「ドライブスルーのお客様の対応をするアルバイト中に、声が聞き取れず聞き返したところ、怒鳴られてしまったので、そのときの気持ちを込めました」と、着想の経緯を語りました。
八松心愛さん(2年)
尚、今年度、時野谷さんは『第25回 杉原千畝記念短歌大会』で奨励賞、八松さんは『詩の街ゆざわ短歌会』で佳作を受賞しており、共にW受賞の快挙です。