第17回 卒業制作展 学生インタビュー(3)
「サービスで海洋プラスチックごみ問題の解決を後押しする」
村松佑香さん、安藤南桜さん、荒城咲莉さん
(ビジュアルデザインコース 4年)
第3回目の取材は「誰でも簡単に商品を買うことができ、海洋プラスチックごみ問題の解決を手助けができるサービス “plusumi+”(プラスミー)」を制作した村松佑香さん、安藤南桜さん、荒城咲莉さんです。海洋ごみ問題に着目したきっかけや、チームで行った卒業制作について伺いました。
「サービスで海洋プラスチックごみ問題の解決を後押しする」
村松佑香さん、安藤南桜さん、荒城咲莉さん
(ビジュアルデザインコース 4年)
第3回目の取材は「誰でも簡単に商品を買うことができ、海洋プラスチックごみ問題の解決を手助けができるサービス “plusumi+”(プラスミー)」を制作した村松佑香さん、安藤南桜さん、荒城咲莉さんです。海洋ごみ問題に着目したきっかけや、チームで行った卒業制作について伺いました。
サービスで海洋プラスチックごみ問題を解決
左から安藤南桜さん、荒城咲莉さん、村松佑香さん
「私たちは、アプリを使って商品を購入でき、購入したことによって、間接的に海洋プラスチックゴミ問題を解決できるサービスを提案したいと思い、卒業制作に取り組んでいます」
これまでのゼミの活動で、海洋プラスチックごみ問題の解決に関する展示や発表を浜松科学館みらいーらや浜松市役所で行ってきました。卒業制作では、今までの学生生活で学んだUX・UIの知識を使って、どうやって問題解決を行えばよいかを模索しています。なぜ、数ある社会問題の中から、海洋プラスチックごみに着目したのでしょうか。
「海洋プラスチックゴミ問題は、SDGsの目標14“海の豊かさを守ろう”に関係しています。ちょうどテーマを検討している時にレジ袋の有料化が始まって、そのタイミングだったら世間の関心度が高いだろうなと、その関心の高さに関連付けて決めました」
もともとリサイクルやサステイナブルなことに興味があったという村松さん。同じく、地元・静岡のごみ問題を解決したいと考えていた安藤さん、荒城さんら3人は静岡の海洋プラスチックごみ問題を題材に上げることになりました。リサーチをする中で、問題解決に貢献する製品が販売されているにも関わらず、その製品が世のなかに浸透、普及していない事実に違和感を覚えたそうです。プラスチックに頼らない企業の姿勢が今後本格的になるにつれ、やがて大きなビジネスにつながることもわかったといいます。
これまでのゼミの活動で、海洋プラスチックごみ問題の解決に関する展示や発表を浜松科学館みらいーらや浜松市役所で行ってきました。卒業制作では、今までの学生生活で学んだUX・UIの知識を使って、どうやって問題解決を行えばよいかを模索しています。なぜ、数ある社会問題の中から、海洋プラスチックごみに着目したのでしょうか。
「海洋プラスチックゴミ問題は、SDGsの目標14“海の豊かさを守ろう”に関係しています。ちょうどテーマを検討している時にレジ袋の有料化が始まって、そのタイミングだったら世間の関心度が高いだろうなと、その関心の高さに関連付けて決めました」
もともとリサイクルやサステイナブルなことに興味があったという村松さん。同じく、地元・静岡のごみ問題を解決したいと考えていた安藤さん、荒城さんら3人は静岡の海洋プラスチックごみ問題を題材に上げることになりました。リサーチをする中で、問題解決に貢献する製品が販売されているにも関わらず、その製品が世のなかに浸透、普及していない事実に違和感を覚えたそうです。プラスチックに頼らない企業の姿勢が今後本格的になるにつれ、やがて大きなビジネスにつながることもわかったといいます。
チーム制作での連携
浜松科学館みらいーらでの展示で参加者から寄せられたメッセージ
「最初は浜松科学館みらいーらで展示するという目標までバラバラな感じがありましたが、それをやったことによって方向性が固まりました。そして、今は一丸となってアプリの設計に向かって進んでいます」
チームで卒業制作に挑むことになり、初めはチームとしてのまとまり方が分からず、苦労したそうです。しかし、2020年11月21日~29日に浜松科学館みらいーらで行われた「静岡から始めよう 海とプラスチックを考える展 in みらいーら」の企画を進める中で、今何が必要で、どのようにアプリを作っていけばいいかが明確になってきたといいます。
チームは村松さんがリーダー役となり全体のスケジュールを可視化しながら、3人はそれぞれ役割分担をし、タスクを進めてきました。お互いのグラフィックの技術を認め合いながら、期日までにやるべきことをこなし、できないことがあってもカバーし合ってきました。そんな3人だからこそ、卒業制作というゴールに向かって穏やかに進むことができたようです。
チームで卒業制作に挑むことになり、初めはチームとしてのまとまり方が分からず、苦労したそうです。しかし、2020年11月21日~29日に浜松科学館みらいーらで行われた「静岡から始めよう 海とプラスチックを考える展 in みらいーら」の企画を進める中で、今何が必要で、どのようにアプリを作っていけばいいかが明確になってきたといいます。
チームは村松さんがリーダー役となり全体のスケジュールを可視化しながら、3人はそれぞれ役割分担をし、タスクを進めてきました。お互いのグラフィックの技術を認め合いながら、期日までにやるべきことをこなし、できないことがあってもカバーし合ってきました。そんな3人だからこそ、卒業制作というゴールに向かって穏やかに進むことができたようです。
卒業制作のゴール、そしてこれから
海をイメージし、青を基調としたパネル
「現実的な面を考えて、サービスを形にし、それが卒業制作展で誰かの目に留まって、サービスがそのままの形でも、間接的にでも実現するきっかけになればいいなと思っています」
考案したサービスが卒業制作展をきっかけにさまざまな形で広がっていくことを期待しているとのこと。海(umi)と私(me)というキーワードを織り交ぜたサービス名「plusumi+」も気に入っており、商標登録できたらいいねといいます。
卒業制作の取材を通して、それぞれがもともと持っていた課題感が、さらに深化していったように感じられました。そして、お互いを尊重し合い、連携しながらタスクを正確にこなす、チームとしての色が見えました。村松さん、安藤さん、荒城さん、ありがとうございました。
考案したサービスが卒業制作展をきっかけにさまざまな形で広がっていくことを期待しているとのこと。海(umi)と私(me)というキーワードを織り交ぜたサービス名「plusumi+」も気に入っており、商標登録できたらいいねといいます。
卒業制作の取材を通して、それぞれがもともと持っていた課題感が、さらに深化していったように感じられました。そして、お互いを尊重し合い、連携しながらタスクを正確にこなす、チームとしての色が見えました。村松さん、安藤さん、荒城さん、ありがとうございました。