静岡市消防局 島田消防署 消防士 鈴木 悠史

消防士を目指すなかで見つけた
防災を専門的に学べる数少ない学科

 消防士という職業を目指したのは高校生の頃。当時は野球部に所属しており、体力と精神力には自信がありました。それを人のために役立てられる仕事がないかと考えた時、災害現場の最前線で活動する消防士という仕事が浮かびました。
 卒業後の進路として、消防士への高い就職実績があった常葉大学について詳しく調べたところ、防災について専門的に学ぶことができる全国的にも数少ない学科だと知りました。ここならば、防災についてしっかりとした知識が身に付けられる環境が整っていると思い、常葉大学を選びました。

判断力と対応力に磨きをかけた
現場活動に直結する講義

 現在は島田消防署の救助隊員として、365日24時間体制で災害に備えています。そして、いざという時のために毎日厳しい訓練を続けています。
 大学では災害時の被災者心理と行動を学んだことで、災害現場で救助を待つ被災者への適切な対応につながっていると感じます。他にも、今の現場活動に直結する講義などを受けることができました。
 振り返ると、常葉大学は体験型の授業が多く、環境、安全、防災について実践的な知識やスキルを磨く有意義な学びばかりだったと思います。

消防士という使命に
責任と誇りをもって

 現場活動では、常に極度の緊張感と向き合うことになります。しかし、四六時中張りつめた中にいては、気持ちにも体力にも余裕が無くなってしまいます。いざという時に十分な力を発揮できるよう、普段はONとOFFの切り替えをするように意識しています。
 私たちが活動するのは災害現場だけではありません。地域の防災力を高めることも大切な活動で、消防や災害対策の広域化などもその一つです。
 そのためには、地域住民の方々と共に防災を考え、防災の壁になっていることを少しずつ取り除いていきたいと思います。そして、誰もが安心して暮らすことができる町づくりができればと考えています。

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