大学では地域の子どもたちと
触れ合いながら学べる活動に熱中
入学前、自分の将来を考えるために四年制大学でじっくり学びたいと思っていました。常葉大学の浜松キャンパスは自然が豊かで、近隣の保育園とも交流があり、保育を学ぶには良い環境が整っていると思います。
大学で力を入れて取り組んだのは「こどもむら」や「親子教室ポッケ」の活動です。こどもむらは、学生が主体となって、地域の子どもたちが自然体験や発達に合わせた遊びができる場を企画運営するもので、どうしたら子どもたちに興味を持って楽しんでもらえるか考える良い機会となりました。「親子教室ポッケ」は未就園児の親子を対象にした子育て支援サークルで、子どもたちや保護者の方と交流することで、子どもの発達の様子や、保護者との関わり方、子どもの前に立つ経験など、たくさんのことを学ぶことができました。
自分で考える力がついたのは
学生時代の経験があったから
現在は、浜松市内の幼稚園で、預かり保育の担任をしています。また、主任という立場でもあり、先生たちの保育のサポートやフォローをしながら園の要として全体を取りまとめています。
実際に幼稚園に勤務してみると、学生時代には気づかなかった課題もたくさん出てきます。それでも、学生時代に子どもたちと接し、自分で考えて実行するという経験を重ねていたからこそ、就職1年目の右も左もわからない頃から自分で考え、努力することができたように思います。
子どもたちが自分の良さを
伸ばしていけるような保育を
子どもたちが、これから小学校、中学校、社会人へと成長していく中で、きっと困難や葛藤にたくさん出会うと思います。それでも自分の良さに気づき、「自分ってこんなに素敵なんだ、頑張れることがあるんだ」と前を向いて歩んでいけるように、この幼児期に育てたい姿を見通した保育を心掛けています。そして、一人ひとりの良さを伸ばし、また丁寧な保護者支援ができる保育者になりたいと思います。