心身機能の回復や
生活行為の獲得を支える仕事
リハビリテーション病院で、作業療法士として入院患者様のリハビリテーションを担当しています。脳卒中や骨折などで日常生活に支障をきたす患者様に対して、心身機能の回復や生活行為の獲得に向けて援助を行う仕事です。
高校生のとき、将来は人のためになる仕事に就きたいと考えていたところ、作業療法士は身体と心に寄り添える職業であることを知り、作業療法士を目指すことにしました。県内の大学を探したところ、常葉大学に資格取得を目指せる学科があると知りました。卒業生である姉をはじめ家族の勧めもあって、常葉大学に進みました。
小学校から続けてきたバレーボールも学業と両立させて続けたかったことも、常葉に決めた理由の一つです。
クラス一体となって勉強した経験が今
多職種とのチームプレーに活きています
大学では、作業療法士になるために必要な医学的な知識や作業療法の専門的な知識を学びました。また臨床実習では、医療人、作業療法士としての技術を学びました。
作業療法学科は40名ほどのクラスで、全員が作業療法士の免許を取得するという同じ目標に向かって勉強します。特に実技の練習や国家試験対策ではグループで活動をする機会も多いため、クラスで一体感を持って学習することができました。また先生は話しやすい方ばかりで、授業内容のみならず、プラベートの内容でも気軽に相談できる関係でした。
大学で学んだことは現在の仕事において、作業療法士としての臨床場面のみならず、医師や看護師、理学療法士など他の職種と連携し、同じ目標や目的を達成するためのチームプレーに活かされています。
患者様の「できない」を「できる」
「やってみたい」に変えるために
作業療法士は、患者様やご家族と一緒に、病院を退院した後の生活を見据えてリハビリテーションに取り組みます。患者様が「できない」と最初から諦めるのではなく、「できる」「やってみたい」と言っていただけるような目標を設定しながら、日々寄り添うことのできる作業療法士になりたいです。