少年少女の更生支援「BBS会」を発足しました
保護観察中など問題を抱える地域の少年少女に対して兄や姉のような立場で接して成長を支えようと、浜松キャンパスの学生が、大学内の組織としては県内唯一の「BBS会」を発足させました。
きっかけをつくったのは、浜松市北区保護司会三方原支部の柴田宏祐支部長で、日頃から10代との年齢による隔たりを感じ、学生たちが触れ合う方が子どもらの気持ちを理解することができると考え、細江署協議会で委員として顔を合わせる浜松キャンパスの竹田和史さん(心身マネジメント学科3年)が賛同し、発足に至りました。
発足メンバーは警察官や教員を志望する3、4年生計8人。
11月12日(火曜日)に同キャンパスで開かれた会合では、久保保護観察官から活動内容や注意点について説明を受け、活動方針を決めました。
当面は、保護観察中の少年少女とゲームや料理で交流する「ともだち活動」に取り組みます。
また、地域の小中学校でのあいさつ運動や夜のパトロールなど非行防止活動にも参加。同キャンパスの他の団体や近隣の大学にも協働を呼び掛けて活動の幅を広げる予定です。
会長に就任した竹田さんは「更生させようと難しく考えるのではなく、1人でも多くの子どもと接して仲良くしていきたい」と意欲を見せました。
BBS
BBS …… Big Brothers and Sisters Movementの略。
問題や悩みを抱えて社会と孤立する少年少女の健全な成長を支援、犯罪や非行のない社会の実現を目指して活動する法務省公認の青年ボランティア。
全国で約490団体4700人が参加している。