防災講座「富士山噴火災害」が行われました/嶋野岳人准教授
火山噴火について理解を深める富士市民大学の防災講座「富士山噴火災害」が6月19日(水曜日)、富士キャンパスで行われ、本学の社会環境学部の嶋野岳人准教授が准教授が講師を務めました。
世界中の火山の約1割が日本に集中していると説き、豊かなわき水や動植物など周辺には恵みが多いと強調。一方、多くの人が懸念する火山の噴火については、高温のマグマと火山ガスを一気に放出する「爆発的噴火」と、溶岩が流れ出る「非爆発的噴火」の両方が発生した富士山噴火の歴史を紹介しました。
火山ガスによる住民避難や山肌が大規模に崩れる山体崩壊など、噴火そのもの以外にも多様な影響が想定されることも指摘し、「防災マップなどの資料を参考にしながらあらゆる場面に対応できるよう備えてほしい」と呼び掛けました。