誠信会 公開防災講座が開催されました/小村隆史准教授

富士市の児童養護施設・誠信少年少女の家で2月15日(土曜日)、公開講座「東海地震・南海トラフ地震~その時、富士市は、吉永地区はどうなるの?~」が開催され、本学社会環境学部の小村隆史准教授が講話を行いました。
以下、富士ニュースの記事です。

地震の正しいイメージをー誠信会が公開防災講座ー

吉永地区住民を対象とした公開講座「東海地震・南海トラフ地震〜その時、富士市は、吉永地区はどうなるの?〜」が15日、富士市比奈の児童養護施設・誠信少年少女の家で開催された。
同施設を運営する社会福祉法人・誠信会と市吉原中部地域包括支援センターが主催。常葉大学社会環境学部の小村隆史准教授による講話や災害図上訓練DIGを通じ、住民や法人職員、施設の生徒ら約40人に、災害に対する正しいイメージと備えの重要性を伝えた。
小村准教授は参加者に大地震発生直後、まず何をすべきかーについてそれぞれ考え、紙に書き出すように指示。参加者からは「テレビ・ラジオをつける」「火の元を確認する」「家の外に出て周囲の状況を見る」「近所への声掛け」「戸を閉める」などの意見が挙がった。
その上で、兵庫耐震工学研究センターがインターネット上で公開している実験映像などを紹介しながら、大地震発生直後に予想される被害状況について説明。耐震基準が改正される昭和56年以前に建てられた家屋の損壊状況や、転倒防止策をしていない家具の危険性などについて映像で示し、「震度6強から7の揺れが発生した場合、人はまともに動くことができない。正しいイメージを持って、本当に自分に何ができるか、何をすべきかについてもう一度考えて」と呼び掛けた。
公開講座は高齢者でデイサービスセンターふじみ台=三ツ沢=での講座に続き今回で2回目。地域と施設、事業所がつながり、地域コミュニケーションの一端を担うとともに、災害発生時に、より多くの命を救う方法や施設ができることについて地域住民とともに考えることができればと企画した。

富士ニュース 2014年2月16日 掲載