日本航海学会論文賞を受賞しました/阿部郁夫准教授
左:榊原先生 右:阿部郁夫准教授
本学社会環境学部の阿部郁夫准教授が、東海大学海洋学部教授の榊原繁樹先生、前東海大学海洋学部教授の津金正典先生、神戸大学名誉教授の久保雅義先生と共著で書かれた論文『東北地方太平洋沖地震津波来襲時の桟橋係留大型石炭船の挙動再現について』にて日本航海学会論文賞を受賞しました。
本論文は、東北太平洋沖地震が発生した際、10mを超える巨大津波に襲われて大型石炭船が漂流した被害状況を数値シミュレーションにより再現したものです。巨大津波来襲時に係留中の大型船舶がどのような影響を受けるのかを定量的に評価したことが当該分野の技術開発に貢献したことを評価いただき論文賞の受賞となりました。本論文においては、阿部准教授が津波の伝播状況についての数値シミュレーションを担当し、そのデータを入力データとして榊原先生が船体動揺シミュレーションと論文全体の執筆を行われました。