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チームスポーツにみる、会社でのしくみとの類似性


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多くの人が従事する会社でのしくみには、意外にもスポーツ競技と似ているところがあります。
スポーツ競技、とくにチームスポーツでは、選手ひとりひとりがよいプレーでチームに貢献するのはもちろんのこと、チームもよい成績をあげて、リーグ優勝をめざして頑張っていくことが必要と思われます。よい成績をあげたチームには、その評判を知った優秀な選手がさらに集まる、といったことも見かけます。

会社も同じです。ご存知のとおり会社は多くの人を雇い、世の中によい製品やサービスを提供しております。そのためには、つねに利益を出し続けることが求められます。逆に損失を出してしまうと、それによって優秀な社員が離れ、お金を融資する銀行や大事な取引先、さらに株式を公開していれば株式・社債の投資家などからの信用を失うこともあるのです。

ではリーグ優勝できるような強いスポーツチームとはどういうチームでしょうか。こうしたチームの多くは、よい監督やヘッドコーチの指導のもと、リーグ優勝などの目標を明確にかかげ、それを実現するために選手たちが日々トレーニングに励んでおります。怠けてしまうとレギュラーから外されてしまうため、選手は必死になって練習するのです。指導者は、選手たちが頑張れば成果をあげられるよう、局面ごとに必要な課題をみつけ、選手たちと一緒になって克服していくのです。その結果、強いチームが誕生するのです。

いろいろな類似性をみるのも、マネジメント・コントロールの重要な研究のひとつだ

会社もある意味では同じです。どんなに優秀な社員がいても、よい経営者がいないと、会社をさらに発展させるような戦略を示し、目標を明確に掲げることができず、利益を出し続けることは難しいかもしれません。よい経営者がリーダーシップを発揮し、会社の方向性をわかりやすく示していくことが肝要です。時には厳しく社員たちにはたらきかけ、いろいろな社員に活躍してもらえるよう、経営者は絶えず努力していくことが求められます。

よい結果を出すための、会社内でのさまざまな働きかけをマネジメント・コントロールといいます。私は管理会計という分野において、チームスポーツも参考にしながら、このマネジメント・コントロールを研究しつづけております。

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