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偶然の人生も振り返れば必然だったのか・・・


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私が「学校安全」を専門としているのは数多くの偶然の産物です。もともと家業を継ぐことを強いられており、大学進学に対する意欲もありませんでした。「皆が有名大学に行くのなら自分は無名大学に行きたい」などと中二病をこじらせた高校時代、最終的には、なぜか大学進学は第2希望で、予備校進学を第1志望にしてみました。しかし、高校の担任の先生から、とりあえずいくつか大学を受験してみたらと勧められ、先生が決めてきた大学を受験することになったのです。(ちなみに進学する気はないので受験した大学は全て違う学部でした)その中の一つが神戸大学です。当時、静岡から神戸へ進学する人は少なく、誰に聞いてもよく知らない大学でした。しかし、受験で初めて神戸に行ってみると、たまたま試験会場が甲南大学で、街のお洒落な雰囲気と素敵なキャンパスに一気に気持ちが動きました。多分、神戸大学も同じようなものだろうと勘違いし、一度も行かずに入学を決めてしまいました。父親からは早く退学して東京の大学に行きなさいなどと言われましたが、言われれば言われるほど神戸に残る気持ちが強くなりました。

大学時代も不真面目学生でしたが、なぜか大学院に進学、その修士論文提出日、阪神淡路大震災が発生しました。結果として、大学に残る選択肢が無くなり、半年後に静岡に戻り大学の教員になりました。その後、自分の恩師が文部省防災教材作成座長となったことから、専門外でしたが防災教育に関わるようになりました。数年後、大阪教育大学附属池田小学校事件が発生、校長を務めた自分の兄弟子の先生に誘われ、防犯教育教材の作成に関わりました。この縁で、大阪教育大学の客員教授の称号をいただいております。現在では、学校安全の専門家として様々な仕事を請け負うようになったのですが全て偶然の産物です。結局、家業も弟が継ぐこととなり、自分の人生何だったんだと思うこともありますが、これも含めて面白い人生を歩ませていただいていることに感謝です。

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