皆さんは『ほねつぎ』をご存知ですか?
『ほねつぎ』は『骨をつぐ』ことに由来しており、現在の柔道整復師、すなわち運動器のケガを扱う職業のことです。そのためには身体のかたち(解剖学)・はたらき(生理学)・病的な状態(病理学)などの基礎科目を学び、どのようにケガするのか(受傷機序)、ケガへの対処(整復・固定)、日常生活復帰までのケア(後療法)などの医療現場で活躍するために必要な知識や技術を学ぶ必要があります(柔道整復理論・実技)。
私は柔道整復師として多くの患者さんと接する中で、転倒などのケガをきっかけに運動器症候群や長期臥床に移行する方を目の当たりにし、その予防となる方策について考えるようになりました。これは今日指摘されている健康寿命の延伸という観点からも重要な問題であり、ライフワークとして位置づけて教育研究に携わるようになりました。
そのような背景から、私は骨へのメカニカルストレスが構造および強度に及ぼす影響や、関節不動による骨脆弱化の予防について研究しています。
研究課題の一部は、通電刺激が骨量維持に及ぼす効果を組織学的に示し、その結果の信頼性が認められて国際学会(WFAS, 2016)で受賞しました。さらには、その実験手法の一部を特許申請しており(特開2017-079918)、得られた結果は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)にて報告しています(2015, 2018)。
このように、私は『ほねつぎ』でありながら、その予防法(骨をつがなくてよい方法)を研究しています。『ほねつぎ』が健康寿命の延伸にどのように関われるのでしょうか。
ともに『ほねつぎ』とは何かを考えていきましょう。
『ほねつぎ』は『骨をつぐ』ことに由来しており、現在の柔道整復師、すなわち運動器のケガを扱う職業のことです。そのためには身体のかたち(解剖学)・はたらき(生理学)・病的な状態(病理学)などの基礎科目を学び、どのようにケガするのか(受傷機序)、ケガへの対処(整復・固定)、日常生活復帰までのケア(後療法)などの医療現場で活躍するために必要な知識や技術を学ぶ必要があります(柔道整復理論・実技)。
私は柔道整復師として多くの患者さんと接する中で、転倒などのケガをきっかけに運動器症候群や長期臥床に移行する方を目の当たりにし、その予防となる方策について考えるようになりました。これは今日指摘されている健康寿命の延伸という観点からも重要な問題であり、ライフワークとして位置づけて教育研究に携わるようになりました。
そのような背景から、私は骨へのメカニカルストレスが構造および強度に及ぼす影響や、関節不動による骨脆弱化の予防について研究しています。
研究課題の一部は、通電刺激が骨量維持に及ぼす効果を組織学的に示し、その結果の信頼性が認められて国際学会(WFAS, 2016)で受賞しました。さらには、その実験手法の一部を特許申請しており(特開2017-079918)、得られた結果は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)にて報告しています(2015, 2018)。
このように、私は『ほねつぎ』でありながら、その予防法(骨をつがなくてよい方法)を研究しています。『ほねつぎ』が健康寿命の延伸にどのように関われるのでしょうか。
ともに『ほねつぎ』とは何かを考えていきましょう。
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