本学社会環境学部 阿部郁男教授は、土木学会論文集B2(海岸工学)に、2本の査読付き論文が掲載されました。
筆頭著者である「2018年 スラウェシ島地震によるパル湾西部でのビデオ映像を用いた津波発生状況の分析」ではSNSに投稿された津波発生直後のビデオ映像から、津波の発生場所と規模の推定を行いました。
海底地すべりによる津波は、これまでにも多数の発生事例が報告されていますが、津波発生直後の状況をとらえたデータは皆無であり、これまでは津波来襲後の検潮記録や陸上への遡上記録、海底地すべり発生後の地形データ等から、その発生状況を逆算する形での推定が行われていました。今回の研究では、海底地すべりによる津波発生メカニズムの解明に役立つ貴重なデータが得られました。
共著となった「段波津波による港内係留船の船体運動に関する実験的考察」は、東海大学の榊原繁樹教授が筆頭著者として纏められた論文で、東日本大震災時に荷役係留中に被災した大型石炭船の挙動に関する実験的検討を行った結果を報告したものです。
東日本大震災以降、榊原繁樹教授を中心とする研究グループでは、津波来襲時の船舶の挙動に関する研究を行っており、これまで主に津波来襲状況の数値シミュレーションを分担してきました。
また、筆頭著者となった論文については、10月23日(水曜日)に開催された第66回 海岸工学講演会において口頭発表も行いました。
筆頭著者である「2018年 スラウェシ島地震によるパル湾西部でのビデオ映像を用いた津波発生状況の分析」ではSNSに投稿された津波発生直後のビデオ映像から、津波の発生場所と規模の推定を行いました。
海底地すべりによる津波は、これまでにも多数の発生事例が報告されていますが、津波発生直後の状況をとらえたデータは皆無であり、これまでは津波来襲後の検潮記録や陸上への遡上記録、海底地すべり発生後の地形データ等から、その発生状況を逆算する形での推定が行われていました。今回の研究では、海底地すべりによる津波発生メカニズムの解明に役立つ貴重なデータが得られました。
共著となった「段波津波による港内係留船の船体運動に関する実験的考察」は、東海大学の榊原繁樹教授が筆頭著者として纏められた論文で、東日本大震災時に荷役係留中に被災した大型石炭船の挙動に関する実験的検討を行った結果を報告したものです。
東日本大震災以降、榊原繁樹教授を中心とする研究グループでは、津波来襲時の船舶の挙動に関する研究を行っており、これまで主に津波来襲状況の数値シミュレーションを分担してきました。
また、筆頭著者となった論文については、10月23日(水曜日)に開催された第66回 海岸工学講演会において口頭発表も行いました。
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