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科学雑誌「NeuroReport」に論文が掲載されました/中田隆博教授


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本学健康プロデュース学部心身マネジメント学科の中田隆博教授が、岡山理科大学、防衛医科大学校と共同で行った研究の成果論文、「Neurochemical characterization of mouse dorsal root ganglion neurons expressing organic cation transporter 2」が2020年2月18日付けで科学誌「NeuroReport」に掲載されました。

NeuroReport

Neurochemical characterization of mouse dorsal root ganglion neurons expressing organic cation transporter 2(別ウィンドウで開きます)
有機カチオントランスポーター、OCT2の脊髄神経節での分布を明らかにしました。

【要約】脊髄神経節における感覚ニューロンの約20%がOCT2を発現しており、その発現は小型〜中型のニューロンで見られた。OCT2発現ニューロンには、ペプチド作動性の侵害受容ニューロンのマーカー:substance P、CGRPに陽性を示す細胞集団と、触覚・固有感覚受容ニューロンのマーカー:NF-200、trkB、trkCに陽性を示す細胞集団が存在した。また、OCT2はコリン作動性ニューロンにおいても発現が見られた。脊髄後角では、表層から深層にかけてOCT2が感覚神経終末に分布していた。本研究成果により、末梢感覚ニューロンにおいてOCT2が神経伝達物質や薬剤などカチオン性物質を輸送することが示唆され、抗がん剤などに起因する末梢性感覚障害について、その一端の解明につながると期待される。


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