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新型コロナウイルスを正しく理解するための知恵を伝授しました/太田力教授


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12月19日(土曜日)浜松キャンパスで、保健医療学部理学療法学科 太田力教授が、公開講座で「感染症を知り、健康寿命を延ばそう~新型コロナウイルスって何者?~」と題し、講義しました。新型コロナウイルス感染症の第3波が到来する中、会場には、学生を中心として約50名が受講し、世間の注目度の高さが感じられました。
太田教授は、「新型コロナウイルスの侵入経路は、飛沫感染と手を介した接触感染が中心で、感染対策は、インフルエンザと同じで、マスクの着用と手洗いの徹底が有効」と語りました。ウイルスの表面が脂質の膜で覆われているため、「膜を壊すことができる手洗いやアルコール消毒が有効」とも説明しました。マスクは、ガーゼや布より不織布が防塵効果や性能が高く、メーカーによっては、マスクの表裏が異なるため、マスクの入った箱や袋の説明文を確認することを勧めました。
また、近年の研究で、歯周病菌や炎症物質が体内に侵入して全身の健康に影響を及ぼし、脳血管疾患や認知症の原因となっていることが明らかになっていると紹介し、「歯磨きや口腔ケアを怠らないことが健康寿命を伸ばすことにつながる」と話しました。
受講者からは、「テレビなどで断片的に得た情報や知識が講座を聴くことで、一つにつながった。今回学んだことも普段の生活にすぐに役立つことばかりで、大変有意義であった」との感想をいただきました。浜松キャンパスでは、専門性を活かしながらも、日常生活に役立つ講座を今後とも開催していきます。

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