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グローバルな視点から考える健康と食事についての講演会が行われました/健康栄養学科


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第12回日本栄養改善学会東海支部会学術総会が6月4日(日曜日)、会場とオンラインライブのハイブリッド形式で、名古屋市のウインクあいちにて開催されました。学術総会のテーマは『グローバルな視点から考える健康長寿のための食事と日本人の食事の質』として、2つの講演会(市民公開講座、教育講演)が行われました。

この大会は、本学健康プロデュース学部健康栄養学科が事務局となり、本学科教員(大会長:三浦綾子教授、事務局長:野末みほ教授、実行委員:小嶋汐美講師・佐野文美准教授・鈴木麻理奈助手・芳賀潤也助手)が事務局スタッフとして運営に関わりました。今年9月には、名古屋市にて第70回日本栄養改善学会学術総会が開催予定であり、東海支部会が事務局を担当するため、今回は一般演題の募集は行いませんでしたが、全国から153名の参加登録がありました。健康栄養学科の学生87名も参加登録し、オンラインで講演会を聴講しました。

市民公開講座では、武庫川女子大学国際健康開発研究所所長の家森幸男先生に「世界の健康長寿研究で明らかになった『食と寿命』」についてご講演いただき、世界の4つの長寿地域でのフィールド調査で得た健康と食事の関係についての研究成果や、現在進行している、沖縄での長寿復活のための研究プロジェクトの成果について、わかりやすくお話いただきました。また、長寿地域での食生活の特徴の1つとして野菜摂取量が多いことと比較し、東海4県の野菜の摂取量が全国平均より少ないというご指摘もいただき、栄養専門家が取り組むべき課題もご指南いただきました。

教育講演では、東京大学大学院医学系研究科特任教授の村上健太郎先生に「日本人の食事の質の量的評価」についてご講演いただき、栄養疫学の研究分野で、食事調査票の開発に関わられた経緯、世界の食事パターンと比較した日本人の食事の特徴、最近の日本人の食事と米国の食事の比較結果などをご説明いただき、先生が近年開発された調査票(MDHQ)について、その特徴をご紹介いただきました。
今回ご登壇いただいたお二人の講師は、スタンフォード大学が公表している「世界のトップ2%の科学者を特定する包括的なリスト」に選出され、グローバルに活躍されている研究者です。聴講した本学健康栄養学科4年生も知的な刺激を受け、「世界と比べたときに日本の食事の特徴について、視点の違う考え方を学べた」「世界での食事と健康の関係の結果が面白かった」「世界の食事パターンを比較している研究があることを初めて知った」などの感想が寄せられました。健康栄養学科では、食や栄養の専門家を目指して日々学んでいますが、グローバルな視点をもって、食や栄養の課題に取り組んでまいります。

司 会 野末みほ 教授

開会挨拶 三浦綾子 教授

武庫川女子大学国際健康開発研究所
所長 家森幸男 先生

東京大学大学院医学系研究科
特任教授 村上健太郎 先生


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